2010年1月18日月曜日

不完全の中で。


昨年12月に日光東照宮に行った。

*「す、素敵な、し、刺繍ですね...。」参照


その後、TVで知ったのだが。
「魔よけの逆柱」ってのがあったらしい。

4本の柱のうち、1本が逆さまになっている。

その意味は...
「完全なものはいつか壊れる」
「不完全であれば壊れ始めない」
と、いう意味らしい。

嗚呼、Mr.徳川。
そんな発想がワタシは大好きだ。

その事実を知らずに、
「見ざる言わざる聞かざる」の小屋にいる白い馬にわーわー言っていた。
早く知ってればちゃんと見たなぁと。少し後悔。


生きている間になんとか水平線に家でも建てて。
そのうち1本の柱を逆さまにして暮らしてみたとき。
例え、その自分の人生が、人から見たら不完全な生涯であったとしても。
死ぬ前にこう言えたらきっと後悔などしないだろう。


『完全でいられるような有能じゃなかったけど。
 不完全の中であっても幸せを見つけられない程、
 僕らは無能じゃなかったはずさ』

と。